こんにちは。カネショーです。
昨日の記事はいかがでしたでしょうか?
日本人のIELTSの平均スコアを把握していた方は多かったと思います。
しかし、この13年間も日本人平均スコアがあまり変わっていなかったとは予想はしなかったのではないでしょうか?
<先日の記事はこちら↓>
今の環境や今の勉強法を続けている限り、現状の延長線上にはスコアが平行線をたどってしまうことはなんとなく予想できましたでしょうか?
しかし落胆することはありません。
日本人のIELTSのスコアが13年間ほぼ横ばいなのは、あなたが悪いわけではなく環境による要因が大きいのです。
そこで、本日の配信では
「日本人のIELTS平均スコアが伸び悩む原因」
まで軽く触れていきますので最後までページをスクロールして御覧ください。
原因①:10代に受けた英語教育が完全に受験目的
日本では中・高・大の10年間、英語をコミュニケーションツールとしてではなく、あくまで受験で成功するための科目としてのスタンスで勉強させられています。
これは、高校受験や大学受験など受験対策を中心とした偏った英語教育が原因と考えられています。
「受験で使うから勉強する」
「大学受験の英語のスコアの比重が大きいので英語を一生懸命読めるようにしたい」
「とりあえずいい大学に受かってから英語を話せるかどうか考える」
という意識が先に立ち、文法や単語学習、読み書きばかりの受験対策を行うことに力を入れてしまう環境に巻き込まれてしまうのです。
よって、
・実際の会話ではあまり使わないような堅苦しい英文ばかりに意識が向かう
・受験での失敗を恐れて間違いを怖がるあまり自ら英語を話したり書いたりするアウトプットが出来なくなってしまう
といった状況に陥ります。
「大学受験が終わってから英語のスピーキングやライティングを勉強しよう」と思ってもときすでに遅し、、
日本の大学では一部を除き授業は高校英語の延長線上の教育クオリティーです。
ですので大学時代もなあなあで英語を勉強したつもりになって社会に放り出されてしまうのです。
受験勉強はリーディングの手助けにはなるが、スピーキングやライティングで必要な文法や構文に触れていないのでどうしてもリーディング以外の伸びにはつながりません。
これではリーディングリスニングは多少できてもスピーキングやライティングの土壌が整っていないので、4技能必要なIELTSで伸び悩むのも無理はありませんよね!
原因②:和訳や単語、文法の勉強ばかりしている
日本での英語教育は
・和訳すること
・単語や文法の分析ばかりしていること
もが問題視されています。
和訳したり、単語や文法の勉強をすることは決して悪いことではないのですが、会話の際にいちいち和訳していてもスムーズなコミュニケーションが行えません
先程も書きましたが、これでは自発的に英語を話したり書いたりするアウトプットが出来なくなります。
どちらかというと、頭の中で
「この英語の並びであっているかな、、」
「文法間違っていたらどうしよう、恥ずかしい」
と思いながら話してしまう癖がついてしまうので、常に頭の中で混乱が生まれてしまいます。
英語で会話を行う際には、和訳を挟まず英語のまま頭に入り、自分の考えを英語でそのまま伝えられるのが理想です。
これは「英語脳」などと呼ばれることがあり、英語でスムーズに会話するためには必要不可欠な能力です
今の日本の英語教育では、和訳して正確に意味を理解することばかりに囚われているがゆえ、書けるけれど話せない人が量産されています。
文法や単語学習ばかりを行い、とにかく精読を目指すことは、翻訳者を目指すとっては良いことかもしれませんが
・将来は海外に行きいろいろな国の人とコミュニーケーションを取りながら生きていきたい
・国境関係なく英語をうまく使いこなしこれからのグローバル化社会に適用できる人材になりたい
といった人にとっては今の日本の環境は足かせになってしまうことが多いのです。
原因①:10代に受けた英語教育が完全に受験目的
本日は「日本人のIELTS平均が伸び悩む原因」をお送りしました
<要点まとめ>
・受験英語の教育のせい
・英語=コミュニーケーションツールではなく文法分析ツールになっている
・よって話し中に自分の話した英語を同時に頭の中で分析している
・ミスばかりに目が行き自信がなくなりますます話さなくなるの悪循環(vicsious cycle)に陥る
しかしご安心ください、明日の記事ではIELTSスピーキングとライティングのスコアのコツについてお話できればと思います!!