はじまりました!カネショーです。
今回の記事は「英語のディスカッションで意見が言えるようになるコツ」を解説していきたいと思います。
<今日のコンテンツ>
★英語のディスカッションの定義(ディベートとの違い)
★ディスカッションの事前準備方法
★ディスカッションで使えるフレーズ
★話し合いがしやすいディスカッションの定番トピック
これから留学を考えている人にとって役立つディスカッション攻略のコツを1からまとめました!
語学留学であれ大学留学であれ、クラスでは常に生徒にディスカッションを促すのが海外流の教育です。日本語のディスカッションの授業でも自分の意見を言うのは大変なのに、さらに英語となると頭の中が真っ白になる人は多いと思います。
といった悩みが挙げられます。
事実私も始めてイギリスに語学留学に行った時は、周りの生徒(特にヨーロッパと中国の学生)の英語力と自発性が高かったので、なかなか自分から発言する事はできませんでした。
言語の壁もありましたが、今思うとあらゆるトピックに対する「自分の考え」を持っていなかったというのが大きな原因であったと思います。
今回紹介する英語ディスカッション攻略のコツを覚えると
海外の大学ではディスカッションも評価の対象ですので、何としてもディスカッションのスキルを身に着けておきたいところですよね!!
こんなことにならないように、今のうちからディスカッションの基本を一緒に学びましょう!!
LET’S GET STARTED !!
〜「IELTSのリーディングで思ったような結果が出ない方へ」〜
私のブログにたどり着いたという事は
「海外留学のためIELTSで高得点を取りたいけど勉強方法がわからない」
と思っているのではないですか?
今なら限定20名様に
“IELTSスピーキング6.5以上達成・必勝表現集”
を無料で配布してます
「IELTSスピーキングで何を話していいか分からない」
「スピーキングを克服して将来は留学や海外で働きたい」
と悩んでいる方は是非レポートを無料で受け取ってください!!
詳細は上記画像をクリック⏫
ディスカッションとは(ディベートとどう違うの?)
ディカッションの定義は「問題の解決や与えられた質問に対する答えを出すために他者と話し合う」という意味です。
良く学校の課題で「グループディスカッション」と呼ばれている作業を経験した人が多いと思います。
集団で特定のトピックに対して意見をぶつけてアイディアを出したり解決策を練る作業がまさにディスカッションと言えます。
特に細かいルールはなく、参加者が全員それぞれが自由に意見を出し合ってブレインストーミングします。
ディスカッション」は「討論」と訳されますが、「ディベート」と比べると意見交換という意味合いが強いです。よって両者は意味合いが全く異なります。
ディベート | ディスカッション | |
状況 | フォーマル | インフォーマル |
話題 | 規則的 | 流動的(変動的) |
ゴール | 議論を経て勝つ | 話し合いを通して(新しい側面を)学ぶ |
オープンさ | 相手に対しては一貫して対立する | 意見を変えながら話し合う事もある |
相手の意見を聞く目的 | 相手の主張の穴や矛盾を見つける | 相手の意見を聞いて、自分の考えに取り入れたりしてブレインストーミングをする |
流れ | 途切れ途切れになりがち (話題がよく変わる) | 話題との間に関連性がある |
結論 | 議論の結論の白黒はっきりつける。勝者が明確 | 結論にたどり着かない場合もある。勝者は不要 |
従って、ディベートと異なり「自分の意見の正当性を強調する」「どちらの意見が正しいか」を重視する必要はありません。
「どういった策がベターか?」を話し合って考えるので、相手の意見を聞きながら柔軟性をもって話し合いをしていきます。よって、ディスカッションでは下記のスキルが重要になってきます。
ディスカッションのトピックは例外もありますが大きく分けて下記の3つのトピックに分類することができます。
①事実に基づくトピック(Factual Topics)
理想よりも事実を議論するトピックを示します。(〜について賛成か反対かなど)
Brexit、電気自動車などの問題点や利点を事実ベースで話し合います。
②複雑で論議を呼ぶトピック(Controversial Topics)
①と似ていますが、話題が議論を呼び起こすトピックを指します。(例:終身刑、出会い系サイト、大麻、安楽死etc)
③ケーススタディー(Case Study)
ある問題に対する考え得る解決策を皆で話し合います。必ずしも事実ベースである必要はありません。多少空想でも納得できそうな解決策を考えつくまで話し合います。
(例:太平洋ゴミベルトを回収する方法etc)
英語のディスカッションの事前準備
英語のディスカッションに望む前に、事前に情報収集をして知識をつけることをおすすめします。
ディスカッションのための背景知識に絶対の方法はありませんが、語学学校や英会話教室でトピックになりやすいテーマは共通している事が多いです(生徒にとって意見が言いやすいテーマを選んでいます)
例えば、2020年の場合は米国大統領選挙、Brexit、車の自動運転などニュースで誰もが知っているテーマがディスカッションのトピックとして扱われやすいです。
しかし、ニュースアプリや英字新聞で関連記事を読むだけでは物事の表面的な理解で終わってしまう可能性が高いです。
例えるなら、英単語帳の単語を丸暗記したが実践のスピーキングの場で使えないという状況と同じです。
ですので、その出来事の本質的な理解をするために〇〇タイムズのような難しく権威性が高すぎるサイトの記事を読むのではなく、学生向けのニュースサイトを読むことをおすすめします。
★学生向けニュースサイトは下記のメリットがあります
始まりました。カネショーです。 今回の記事は「英語の時事問題を話せたり書けるようなるおすすめニュースサイト」を紹介し…
トピックに関する知識のメモを作成しておく
トピックに関するネタをできるだけたくさん書き出しておきましょう。
自分の話の内容としてだけではなく、その内容が相手が意見を述べる時に出てくるかもしれません。
内容を覚えるベストな方法の1つは、Youtubeなどで2~3分の動画を見ることです。これで映像としてもあなたの頭の中に情報を留めておくことができます。(頭の中の映像を説明するだけでも意見として使えます)
ディスカッションの注意点
ディスカッションの最中は、下記のポイントに注意しながら進めてみてください。
自分の意見を言うだけではなく、他の人にも積極的に話を振ったりして相手の意見を聞き出す努力もしてみましょう。
テーマがあなたにとって苦手であまり知識のないテーマだった場合、聞き手に徹したり司会進行役を演じてみてもいいかもしれません。
特に④を意識して相手の話を注意深く聞いていくと、知識ばない場合でも感想やツッコミポイントなどが判明して話ができたりするものです。(*相手の話を途中で遮らないこと)
コツとしては「ディスカッションの最初の話し手と最後の話し手となれ」です。
つまり、最初の話し手「最初の進行の舵を取るor最初にあなたの意見を明確にする」
最後の話し手「最後に皆の意見をまとめるor出てきた意見を要約する」
を意識すれば、途中の相手の意見を聞き入れたり、相手の話を取り入れてさらにより良いアイディアを考えることができるかもしれません。
ディスカッションで使える定番表現
導入
- We should discuss…
- Let me start with…
- Let’s begin with….
- Let’s discuss … first.
- It is necessary to discuss… first and decide which is the most… and the least….
あなたの意見を述べる時の表現
- It seems to me that…
- I’m convinced that…
- Well, if you ask me…
- As I see it…
- The way I see it, …
- Personally, I believe/suppose/feel ~
ポイントを述べる時の表現
- First of all I’d like to point out…
- The main problem is…
- The question of…
- Speaking of…
- What we have to decide is…
Let’s get this clear (first) ….
理由を述べる
- The reason for this is that…
- I base my argument on…
- I tell you all this because…
自分の意見ではなく誰かの意見を述べる
- They claim that …
- They also say …
- Opinion among young people is that …
- I heard someone said that ~
自分の話が分からなくなったときに他の人に助言を求める
- Can you guys help explain?
- Can anyone give an example?
- Can someone think of an example?
- Can I ask about ~ ?
相手に質問する
- I have a question…
- What do you mean by…?
- In other words, …. , right?
- So, you’re saying…
- You mean…? (Is that right?)
- I wonder if / what / how…
- Excuse me, did you say that ….?
相手に説明を求める
- Could you explain to me … ?
- Just tell me the reason why ….?
- Could you explain that more fully?
- Could you tell us a bit more about that?
相手が行った事に対して補足の情報を言う
- I’d like to add…
- That reminds me of…
- That’s related to…
- Another example is…
- I can relate to that because…
- Going back to what A said…
- Adding to what A said…
- What A said made me think (of)…
相手の意見に譲歩する
- A has convinced me that my opinion is not ~. Therefore, I have changed my mind.
それぞれの意見の類似点を述べる
- Those two points/suggestions are similar.
- A’s idea is about the same as B’s.
- My idea is (more) ~ than someone’s.
それぞれの意見を比較する
- A’s explanation is more/less ~ than B’s.
- Your opinion/idea is ~ than someone’s.
賛成
- That’s a very important point.
- You’ve got a good point there.
- I couldn’t agree with you more.
- You look the words right out of my mouth.
I share your point of view.
部分的に賛成
You’re right up to a point, but …
That might be true, but …
- Well, that’s one way of looking at it, but…
反対
- I don’t quite agree there.
I’m not convinced that
I don’t want to argue with you, but…
- I’m afraid, I don’t really agree.
トピックの本題に戻るときに使う表現
- Let’s get back to…
- What were we talking about?
- Where were we?
To get back to the point,
皆の主張のバランスを取る
- There are two sides to the question.
It is said that~. However, ~
On the one hand,~ and on the other hand. ~
- Some people say that ~, others believe that~
最後に要約する
- To conclude,…
To summarize,…
Taking everything into consideration,…
- We have agreed on the following order,…
I believe the most (important) is … and the least (important) is …
We have decided that number one is, number two is… and number three is…
まとめ
今回の記事では「英語のディスカッションを楽々こなせるようになるコツ」を一挙公開しました!
★ディベートとディスカッションは全く違う
意見を変えながら話し合う |
相手の意見を聞いて、自分の考えに取り入れたりしてブレインストーミング |
話題との間に関連性がある |
結論にたどり着かない場合もある。勝者は不要 |
★④自分が知識がないテーマであったら、他の人の意見を聞きその内容についての考察や問題点など気がついたら発言してみる
★「ディスカッションの最初の話し手と最後の話し手となれ」
・最初の話し手「最初の進行の舵を取るor最初にあなたの意見を明確にする」
・最後の話し手「最後に皆の意見をまとめるor出てきた意見を要約する」
等々、自分の意見は明確にしつつ相手の話に乗っかりながら発言していきましょう!!